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 ビーチグラスアートクラブ広場
  ビーチグラスの拾える海岸


■島根県出雲市

 空港近くのホテルを出て山陰線の荘原駅に向った。1.5kmの道程なのですぐに駅近くまでやって来た。途中コンビニに寄り、コーヒーを持って駅に向かった。小さな駅ですが待合室には10人ほどの人がいた。ちょうど通勤通学の時間帯のようです。最初に米子駅行きが到着し、しばらくしてから西出雲行きが来た。3両編成のディーゼル車でした。乗客はほとんどが学生でした。車窓から見る出雲市駅周辺はかなり大きな町のようでした。出雲市駅に到着するとほとんどの乗客は降りました。ここで私鉄一畑電車北松江線に乗り換えて出雲大社駅に向かった。乗った電車の運転席に目をやると運転手の名札が掲げられていて、「xxx 結」と書かれていた。さすが縁結びの出雲大社ゆかりの名前だなあと思っているうちに川跡駅に到着した。ここで一畑電車大社線に乗り換えた。ちょうど各方面行の色違いの電車が来ていて、カラフルな光景となった。大社線はクリームホワイト色の車輌。ここからは車内ガイドが沿線の案内をしていた。田園風景を見ながら出雲大社駅に到着した。ここから広い参道を歩いて出雲大社に向かった。参道沿いの店は多くの観光客が訪れると見えて元気そうでした。本殿に着くころには雨が降り始めた。そう言えば、出雲大社での参拝のお作法は、鎌倉鶴岡八幡宮とは異なり「二拝四拍手一拝」となっていた。団体が次から次へとやって来るのでその合間に二拝四拍手一拝を済ませ、本殿を後にした。さて、ここからが本日のメインイベントだ。先ずは稲佐の浜にやって来た。晴れていれば素晴らしい光景が広がる海岸なのでしょうが今日はダメです。鎌倉で言えば由比ヶ浜のような遠浅の砂地の海岸です。よく見ると桜貝が沢山打ち上げられていた。桜貝の住むような海岸ではビーチグラス探しは困難ですので止めにした。海岸を歩いたが予想通りビーチグラスは一つもなかった。 さて、ここから海岸沿いに17kmの歩行です。相変わらず雨は降ったり止んだりの状況です。きづき海浜公園で道路に戻り、高浜川にかかる橋を越えて、再び海岸沿いに歩いた。この辺りは綺麗な砂地の海岸ですがゴミだらけでした。やがて神戸川河口となり、屋根付きの見晴台が見えた。ここで雨宿りを兼ねて休憩することにした。雨は降ったり止んだりです。上流に向かって土手沿いに歩き、橋を渡った。川には沢山の鵜や鴨がいた。よそ者の私が通ると一斉に川に泳ぎ出した。再び海岸に出て湖陵町の漁港を目指して歩いた。雨はだんだん強くなってきた。ここの海岸にはそれなりのビーチグラスが散見されたが雨が強くなってきたのでのんびり拾い集めている余裕はありませんでした。漁港にかかる木の橋を渡ろうと橋まで来たが、使用禁止の立て看板。この橋が渡れれば、楽に対岸に渡れるのに残念。しょうがないのでこの上にある大きな橋まで上がり川を渡った。再び、河口に降りて、橋の下で雨宿りすることにした。ここまでで10km歩いた。外は依然として雨が強く降っている。いやまいったなあという気分でした。まだ、目的地までは7kmもある。しかし、今いるところは公共交通機関がないので歩くしかありません。再び、歩く事にした。海岸沿いに歩いたが、悪いことに小川が増水し、川幅が広がっているところがあり、靴を濡らす羽目になった。もうこうなると怖いものなしです。多少の小川は靴を濡らして渡った。さすがに海岸の切れ目では道路に上がり、歩道を歩いたが、車が水しぶきを上げながら走行するので濡れないよう気を使いながら歩いた。この道路沿いの道から再び海岸に降りて、なんとか目的の宿泊施設にたどり着いた。もうビショビショ状態です。フロントでは駅から歩いてきたので濡れたと答えておいた。駅は駅でも遠く離れた出雲大社駅から歩いてきたとはとても言えません。今まで歩行中に雨に降られたことは何度もありましたが、ここまで濡れたのは初めてです。出雲の神々の手荒い歓迎には参りました。
 翌日は天候に恵まれ、気を取り直して田儀駅まで歩くことが出来ました。
 
稲佐の浜
  湖陵町の海岸から田儀の海岸
  湖陵町の海岸から田儀の海岸
   

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